次に進みましょう。i-3です。
<S + V + O + to不定詞> の時は、 「不定詞の意味上の主語」は目的語(O)と一致します。
中学で学んだ基本パターン3つ確認しましょう。
want 人 to不定詞「(人)に~してほしい」
ask 人 to不定詞 「(人)に~するように頼む」
tell 人 to不定詞 「(人)に~するように言う」
覚えていましたか? 高校レベルでは、また少し増えますから今のうちに中学レベルは完ぺきにしておいてください。50ページのc-1や10ページの目的語や補語のところでお話ししたように不定詞には「未来イメージ」があって、これからすることについて表現しています。ここの3つもそうですね。「(これから)~してほしい」「(これから)~するように頼む」「(これから)~するように言う」と考えると納得できると思います。
もうすでに日本語訳は書いてありますが、テキストで例文を確認してみましょう。
I want you to study English. この例文において「不定詞の意味上の主語」は目的語(O)と一致するというのは、誰が「勉強する」のかというと「you(あたなたち)」ということです。日本語訳も確認してください。「あなたたちが」「勉強する」ことになっていますね。
一方、(参考)の例文I want to study English.では、不定詞の意味上の主語は実際の主語に一致するので、誰が「勉強する」のかというと「I(私)」ということです。日本語訳もそうなっていますね。
それでは、残りの二つの例文を日本語訳してみてください。これは高校で学ぶレベルです。
advise 人 to不定詞は、「(人)に~するようにアドバイス(助言)する」
allow 人
to不定詞は、「(人)に~することを許す」のように訳していますか?「許す」は「許可する」という意味です。
上の例文は「トムは私にテストを受けるようにアドバイスした」
下の例文は「彼女の父親は彼女にそこへ行くことを許した」
不定詞の「未来イメージ」は大丈夫ですか?「これからテストを受ける」し、「これからそこへ行きます」ね。どちらも、これからすることについて表現しています。