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2022年3月31日木曜日

五文型   目的語(O) 

 

10ページに進みましょう。目的語(O)です。

 

目的語は、動詞の動作を受ける言葉で、「〜に」や「〜を」にあたります。

 

主語と同様に、ここが大事な部分ですが、名詞・代名詞またはそれに相当する語・句・節のみが目的語になれます

 

逆にいうと、名詞・代名詞以外は目的語にはなれません

 

動詞の後であっても、前置詞がきたら、その後の名詞も目的語にはなれません前置詞プラス名詞は、形容詞か副詞の働きをするからです。覚えておいてください。

 

最初の例文は、(名詞)が目的語になっている例です。

 

2番目の例文は、(代名詞)が目的語になっている例です。

 

3番目の例文は、名詞に相当する語である(動名詞)が目的語になっている例です。

 

4番目の例文は、名詞に相当する句である(不定詞の名詞的用法)が目的語になっている例です。(   )が小さいので気をつけてください。

 

ここで注意するポイントがあります。動名詞と不定詞の名詞的用法は、まったく同じというわけではありません。

 

この後、テキスト49ページから不定詞、58ページから動名詞の勉強をします。そのとき詳しく説明しますが、不定詞には「未来イメージ」、動名詞には「過去イメージ」があります。

 

これからすることについて表現するのが不定詞ならば、(これから)泳ぐのが好きです」という意味になります。

 

一方動名詞は、実際にやっていること、やったことを表現するので、(一般的な意味で)泳ぐのが好きです」という意味になります。

 

つまり、文脈によってどちらかが選択されるはずですが、前後の文の無い今回の例文では、どちらが正しいかは判断できません。

 

一般的な意味での「泳ぐこと」が好きという言い方をすることが多いので、動名詞の方が使われるケースが多いかもしれません。

 

不定詞を使う場合は、例えば「今日、何をする?」と尋ねられて、その答えとして「泳ぐのがいいな」と答えるときなどです。これからすることですね。

 

5番目の例文に進みます。これは名詞に相当する節である(名詞節)が目的語になっている例です。

 

大事なところなので、改めてまとめて言っておきます。

 

主語と目的語は、名詞・代名詞しかなれません。

 

確認しておいてください。