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(j)の独立不定詞というところですが、早い話、熟語なので覚えてくださいねってことです。8つ書いてあるので頑張ってください。
それぞれの独立不定詞を使った例文の和訳に進みましょう。全部で7つあります。一つずついきましょうか。まずは、一番上の例文からどうぞ。
To be frank with you は、to be frankと同じ訳し方で良いです。誰に対してfrank(率直)かというのをより明確にしたかたちです。ふつう目の前にいる人に対してfrank(率直)なので省略してもわかりますよねって話です。to be frankは、frankly speakingと書き換えてもいいです。これが混ざったto be frankly speakingみたいな英文が、間違い探しの問題で出たのを見たことがあります。中途半端に覚えていると痛い目にあいますということなのでしょう。
「率直に言うと、私はそのコーチが好きではない」
二番目の例文を訳してみてください。
これもyouが入っていますが、to tell the truthと同じ訳し方で良いです。
「実を言うと、私は(その)キャプテンが好きではない」
三番目に進みましょう。
so to speakは、so to sayと書き換えても同じです。
「私のおじさんは、言わば、歩く辞書だ」
「歩く辞書」という表現は、なんでも知っているという意味ですから、「生き字引」としても良いです。
それでは、4つ目にいきましょう。
soは、日本語でも「そう」と訳しましょうか。so goodのように「とても」と訳すときもありますね。この場合、veryと同じです。接続詞だと「だから」と訳す場合もあります。It’s Sunday today, so I don’t go to school.(今日は日曜日です、だから私は学校に行かない)
「確かに私はそう言った」
5番目の例文に進みましょう。
To begin withは、To start withでも良いです。
「まず第一に、私は私自身について話をするつもりです」
be going to のところは「~する予定です」でもかまいません。かつて「私自身について話をする」の部分を「自己紹介をする」と訳した生徒がいました。すばらしいです。そちらの方がより自然な日本語ですね。英文和訳では、より自然な日本語というのが大事なポイントになります。
6つ目の英文に進みましょう。
make A B(AをBにする)の形ですから、make matters worseは、「物事をより悪くする」という意味です。
「その夜は寒かった、さらに悪いことに雨が降り始めた」天気・天候のitは訳さなくていいですね。
それでは最後の例文です。どうぞ。
needlessが「必要ない」という意味ですから、そこまで覚えづらい熟語というわけではないですね。そもそも、ここにある独立不定詞は、使われている単語から大きくずれていないので覚えづらくはないですね。needless to sayは、not to mentionやto say nothing ofと同じ表現です。テキストに書き込んでおいてください。
「言うまでもなく、彼女はスペイン語と英語を話す」