i-2を見てください。to不定詞の前に「for 人」のかたちで置くのが基本形とi-1で言いましたが、今回はto不定詞の前に「of 人」のかたちです。
まずは日本語訳してみましょう。またまた( )が無いので空いているスペースに書いてみてください。
「そう言うなんて」くらいでもいいですね。また、直訳でなければ「そう言ってくれるのは親切なことだ」とか「そう言ってくださるのはありがたい」というように「あなた」無しの訳もありです。
ここで問題なのは、「for 人」なのか「of 人」なのかです。これは、どの参考書にも書いてあるのでつまらないですが説明します。
今回の例文のように、It…of―to~の「…」と「―」をbe動詞でつなげることができれば「of 人」です。テキストの例文にも「=」の後に You are kind to say so.と書いてあります。「親切」なのは「あなた」なのです。
よくIt…of―to~の「…」の部分が人の性質を表すような言葉、careless「不注意」とか、stupid「おろか」、rude「無礼」の時は「of 人」のかたちになると書いてあります。
まぁ、It…of―to~の「…」と「―」をbe動詞でつなげて意味が通るということは補語になります。「人」=「人の性質」となるのも当然と言えば当然です。
It…for―to~の時はどうでしょう。i-1の例文 It is important for us to study English.で見てみましょう。
It…for―to~の「…」と「―」をbe動詞でつなげると、We are importantとなります。「私たちは重要だ」となります。ん? 今回の例文で「重要」なのは「私たち」ではなくて、「英語を勉強すること」なので、意味が通らないと判断できます。そんなときは「for 人」です。