それでは、分詞構文の作り方の説明を始めます。これで分詞構文の成り立ちが理解できます。
受動態の作り方の時と同じです。Stepは3つ。いくつかの注意点もあります。
テキストを見てください。Stepが3つあり、一番下に例文があります。この例文を使いながら説明していきます。
Step1を見てください。
「接続詞を消す」とあります。下の例文の(Step1)の接続詞Ifを消してください。✕とかにすればいいです。これでStep1完了です。
上に戻ってStep1の重要ポイントの( )の中に、ものすごく重要なことを書いてもらいます。いいですか。
「重要でない文を分詞構文にする」と書いてください。
実はこのことが一番大事なポイントです。これがすべてで、後でまた大事なポイントになってきますから忘れないでください。
下の例文において、接続詞Ifがある方の文は「従属節」といいます。カンマの後、you will~の文を「主節」といいます。こちらがメインの文という意味です。従属節は主節に従属しているということですから、重要でない文ということになります。
そういう意味では接続詞がある方の文が重要でないから、そちらを分詞構文にすると言ってしまってもかまいません。
厳密に言うとandやorなどの接続詞(等位接続詞といいます)は、どちらが重要か判断できないものもあります。それはテキストの69ページで説明します。そちらを読めば結局、接続詞がある方の文が重要でないから、そちらを分詞構文にすると言ってしまってもかまわないことがわかります。
Step2に進みます。メインの文の主語と同じなら主語も消す。
今、接続詞を消した文、従属節でしたね、その主語がメインの文(主節)の主語と同じなら、わかりきっているので省略しちゃうということです。
例文を見てみましょう。
(Step2)を見てください。(Step1)でIfに✕をつけているので、こちらのIfにも✕をつけておきましょうか。
そのうえで、主語を見てみましょう。youですね。メインの文、主節の主語もyouです。これが「メインの文の主語と同じ」ということです。ですから、Ifの後のyouにも✕をつけましょう。これでStep2完了です。
接続詞の方の主語とメインの文(主節)の主語が違ったらどうするの?と思った人は、ご安心を。それが(注意1)でテキスト68ページや69ページ(c)で説明します。
Step3に進みます。動詞を~ingにします。
「動詞は2つあるけど、どっちの動詞を~ingにするの?」と思った人はいませんか? その人は大事なことを忘れています。Step1の重要ポイント「重要でない文を分詞構文にする」です。そして「接続詞がある方の文が重要でないから、そちらを分詞構文にする」でしたね。つまり、接続詞のある方の動詞を~ingにするんですよ。
下の例文(Step3)の( )には、turnの~ingであるTurningを入れてください。文頭は大文字にするのを忘れずに。
これで分詞構文の完成です。基本は簡単かと思います。接続詞のある方の文、If you turn~の①接続詞Ifを消して、②主語youを消して、③turnをTurningにするだけです。