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2025年7月10日木曜日

関係副詞(5)(a)where(注意) 85ページ②

 

(注意)に進みましょう。

 

これも2文を1文にしてみましょう。Step1Step2Step3です。やってみてください。最後のStep34行くらい書きます。最後の4行目が今回のポイントになります。

 

 

 

 

 

 

Step12つの文の中の同じ人やモノに〇をつけます。

 

 

 

 

 

 

〇は2つの文でそれぞれ1つずつ、合計2つでしたね。今回はまったく同じ名詞が並んでいます。

 

 

 

 

 

 

両方の文のthe placeに〇をつけましたか? 最初の文はThis is the place.という文はSVCの第2文型です。SCですから主語である「This(これは)」と補語である「the place(場所)」は同じモノです。

 

「よりあいまいな方(より説明が必要な方)に〇をつける」ですから、「the place(場所)」の方がよりあいまいです。

 

 

Step22つ目の〇を関係代名詞に変えます。〇はモノですね。そして2つ目の文の中で〇(the place)は、前置詞の後で便宜的に「前置詞の目的語」でした。モノで目的格ですからwhichです。thatでもいいですが、前置詞を前に置く場合はthatじゃダメでしたね。

 

2つ目の〇、the place関係代名詞whichに変えておいてください。

 

 

Step3、「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。

 

まず、1つ目の文を〇がくるまで書きます。

 

This is the place

 

それから、関係代名詞をつけましょう。 

 

This is the place which

 

それから(注意3、その後に2つ目の残りの文を続けます。

 

This is the place which we met at for the first time.

 

whichは目的格の関係代名詞ですから、省略可能です。このwhichthatに置き換え可能です。これがStep31行目です。

 

 

2行目は、前置詞atを関係代名詞の前に置いた文です。

 

This is the place at which we met for the first time.

 

ここで注意点。何度も何度も言っていますが、前置詞を関係代名詞の前に置く場合、whichthatにはできません。また、目的格でも省略はできませんよ。at thatとかダメです。省略して、This is the place at we met for the first time. もダメです。

 

3行目にはat whichの代わりに関係副詞になりますが、先行詞は場所なのでwhereです。

 

This is the place where we met for the first time.

 

ここで4行目がポイントです。この関係副詞のwhereは先行詞が場所とわかりきっているので先行詞the placeは省略してもいいのです。それを4行目に書いてください。

 

This is where we met for the first time.

 

 

ちなみにこの3行目の文、関係詞のところを(  )にするので見てください。

 

This is the place (   ) we met for the first time.

 

もちろん答えはwhereですけど、ここに関係副詞をちゃんと入れられるかが問題です。

 

これは引っかかる人が多いです。テキスト84ページの最初の例文のところで「『最後にinがあるかないかで判断すればいい』と思っている人は、そう人のための引っかけ問題もあります」と言いました。今回は前置詞forですが、( )の後に前置詞があると関係代名詞だと決めつけて引っかかるパターンです。

 

今回のforはあくまでもfor the first timeforですから、(  )の前の先行詞とは何の関係もありません。

 

とにかく(  )の前の先行詞が、どういうカタチで(   )の後ろの2番目の文の中に入っていくかを考えることです。今回の文なら、at the placein the placeのカタチでmetの後に入るはずですから、at whichin which一語にするなら先行詞が場所で関係副詞のwhereにするべきです。

 

(  )の後にinatの前置詞を配置して引っかけてくる問題もたくさんありますから、気をつけてください。めんどくさがらずに、先行詞がどういうカタチで2番目の文に入るか確認してください。