d-6に進みましょう。
例文の日本語訳は後回しにします。
まず、2文を1文にしてみましょう。今回は元々の文が疑問文でわかりづらいので肯定文で考えてみます。そこでWhoの代わりに誰だかわからないのでsomeone(誰か)にして2文を考えてみます。Step1、2、3です。どうぞ。
Step1、2つの文の中の同じ人やモノに〇をつけます。
〇は2つの文でそれぞれ1つずつ、合計2つ。今回もまったく同じ単語に〇をつけてください。
Someoneに〇をつけましたか?
Step2、2つ目の〇を関係代名詞に変えます。〇は人です。2つ目の文の中で〇(Someone)は、文頭で主語ですからwhoですね。
2つ目の〇、Someoneを関係代名詞whoに変えておいてください。
Step3、「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。
まず、1つ目の文を〇がくるまで書いて、関係代名詞をつけます。
Someone who
それから(注意3)、その後に2つ目の残りの文を続けます。
Someone who knows Jane well
最後に(注意4)、この後に1つ目の文の残りを続けるのです。
Someone who knows Jane well will believe
it.
これから元々は疑問文なので疑問文に変えていくのですが、この肯定文の段階で日本語訳を軽く考えておくと最終的に楽になりますよ。
テキスト79ページの一番下に書いてあるように、SomeoneをWhoに戻して疑問文にします。これはテキスト36ページの「下線部が答えの中心になる疑問文の作り方」で勉強した方法を使います。特に今回は上から3番目の例文、文頭に下線部がきているパターンです。忘れている人は復習しておいてください。
SomeoneをWhoに変えるとこうなります。
Who who knows Jane well will believe it?
Who whoの部分がおかしいと思いませんか? 同じ単語が重なってますからね。発音もしづらそうです。そこで関係代名詞のwhoをthatにしようという発想です。
2番目のwhoに✕をつけて、こう書き直してください。
Who that knows Jane well will believe it?
このように疑問詞のwhoやwhichが使われる場合、関係代名詞のwhoやwhichとかぶってしまう恐れがあるので、その場合はthatが好まれるのです。
ここで日本語訳しておきましょう。( )内に入れてみてください。
先ほどの肯定文の日本語を参考にしてください。「ジェーン(のこと)をよく知っている誰かはそれを信じるだろう」
「ジェーン(のこと)をよく知っている誰がそれを信じるだろうか」 反語的な表現なので、ジェーンのことをよく知っている人は誰もそれを信じないよねという意味です。