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(h)seem to
~ ⇔ It seems that ~ に進みます。
これは、P.55 (g)の「時制のズレ」があるかないかの確認です。よくある書きかえなので、しっかり理解しておいてください。「理解」ですよ。「暗記」じゃありません。
<to + 動詞の原形>だと「時制のズレ」がない、<to + have + 過去分詞>だと「時制のズレ」がある、でしたね。
四つの例文を確認してみましょう。
右辺を見てください。
一番目と三番目が<to + 動詞の原形>。二番目と四番目が<to + have + 過去分詞>ですね。
右辺のメインの動詞の時制はどうでしょう。
一番目と二番目がseemsで現在形です。三番目と四番目がseemedで過去形です。
左辺を見てください。
一番目のメインの(助)動詞がisで現在形、thatの中の動詞がisで現在形です。三番目のメインの(助)動詞がwasで過去形、thatの中の動詞がwasで過去形です。まったく同じ時制です。
右辺では、一番目と三番目が<to + 動詞の原形>だったので、「時制のズレ」がないことが確認できます。
一方、左辺において、二番目のメインの(助)動詞がisで現在形、thatの中の動詞がwasで過去形です。四番目のメインの(助)動詞がwasで過去形、thatの中の動詞がhad beenで過去完了形です。時制がズレているのがわかりますか。
右辺では、二番目と四番目が<to + have + 過去分詞>だったので、「時制のズレ」があることがわかると思います。
つまり<to + have + 過去分詞>が、メインの動詞より昔のことを表そうとしているのです。