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2025年4月7日月曜日

不定詞(18)(g) 完了不定詞① 55ページ②

 

(g)完了不定詞に進みましょう。

 

to have 過去分詞〉のカタチで、メインの動詞より昔のことを表します。

 

toの後は原形なので、過去を表したくても過去形を使うわけにいかないんです。そこで考えられたのが、完了不定詞です。to have 過去分詞〉のカタチで時間の差(「時制のズレ」と言います)を表すことにしたのです。

 

テキストに書いてあるように、to + 動詞の原形>だと「時制のズレ」がないこと、to + have + 過去分詞>だと「時制のズレ」があることを示しています。

 

具体的に次の四つの例文で確認してみましょう。

 

=の右側を数学っぽく右辺としましょうか。右辺を見てください。

 

一番目と三番目がto + 動詞の原形>です。二番目と四番目がto + have + 過去分詞>になっていますね。

 

右辺のメインの動詞の時制はどうでしょう。(be助動詞が時制を表していますね)

 

一番目と二番目がis現在形です。三番目と四番目がwas過去形です。

 

左辺を見てください。

 

一番目のメインの()動詞がis現在形thatの中の動詞がis現在形です。三番目のメインの()動詞がwas過去形thatの中の動詞がwas過去形です。まったく同じ時制です。

 

右辺では、一番目と三番目がto + 動詞の原形>だったので、「時制のズレ」がないことが確認できます。

 

 

一方、左辺において、二番目のメインの()動詞がis現在形thatの中の動詞がwas過去形です。四番目のメインの()動詞がwas過去形thatの中の動詞がhad been過去完了形です。時制がズレているのがわかりますか。

 

右辺では、二番目と四番目がto + have + 過去分詞>だったので、「時制のズレ」があることがわかると思います。

 

つまりto + have + 過去分詞>が、メインの動詞より昔のことを表そうとしているのです。