e-3は、shouldかmustです。
shouldの「~すべき」、mustの「~しなければならない」のどちらかで訳して、意味が通ればこの用法です。
例文どうぞ。
二つ例文があるので、忖度してください。=のあとを見るとわかります。
最初の例文は、「あなたはテレビを見る前に勉強するべきだ」
二番目の例文は、「あなたはここでタバコをすってはいけない」
=のあとの(
)には、mustを入れてください。must notは、Don’t~の文と書きかえることができましたね。だから「~してはいけない」という日本語にしてください。
shouldとmustを逆にして、最初の例文を「あなたはテレビを見る前に勉強しなければならない」とし、二番目の例文を「あなたはここでタバコをすうべきではない」としてダメな理由はありません。たいして意味も変わりませんしね。
だからこそ、忖度なのです。よろしく。
e-4は、canです。
「否定語があり、to be 過去分詞になっていることが多い」と書いてありますね。もちろん例外もたくさんあります。あくまでも参考程度に覚えておいてください。
例文を訳しましょう。
The key could
not be found.とおきかえられそうです。
「そのカギは、見つけられなかった」
受け身、否定、過去で訳せばいいです。
最後にe-5「運命」です。今までの助動詞のどれにも当てはまらないときには、e-5の用法にしましょう。
例文どうぞ。
whoは、関係代名詞です。先行詞であるthe girlを説明(修飾)しています。「~になる運命である少女」のように訳していきましょう。
「マイクは、彼の妻になる運命である少女に会った」
マイクはのちに妻になる女性に会ったということです。
「be to 不定詞」まとめます。
「be to 不定詞」の用法は、メジャーな助動詞だと思えばよく、willの「~するだろう」「~するつもりです」、shouldの「~すべき」、mustの「~しなければならない」、canの「~することができる」のどれだろうと試してみましょう。そのどれにも当てはまらないものだけ「~する運命だった」で訳しましょう。
各項目で説明したようにある程度、使われ方で判断できる部分もあります。こんなの点を取らせないようにする受験英語特有のアレでしょ?と思うかもしれませんが、けっこう会話でも出てきます。
アメリカの映画やテレビドラマを見ていても、「あ、be to 不定詞出てきた」と思うことが少なくありません。
不定詞の使い勝手が良いのでしょうね。
50ページのc-1でも言いましたが、不定詞は、ネイティブに言わせれば「動詞」です。不定詞には「未来イメージ」があるので、時系列的にもこれからの話を不定詞にして続ければ良いので楽なのでしょう。
ちなみにですが、「be to 不定詞」のbeは助動詞です。20ページの助動詞(a)beで、be助動詞の話しをしました。現在分詞や過去分詞だけではなく、to不定詞まで後に続いてしまう助動詞なんです。
やっぱり、「助動詞の後は原形」なんて言う人は勉強が足りませんからね。