テキスト73ページを開いてください。関係代名詞の勉強を始めましょう。
関係副詞や関係代名詞の最後の方に無理やり説明している関係形容詞も含めて、これから勉強する関係詞は受験英語にとって非常に大事なものです。
まさに「関係詞を制するものは受験を制する」と言っても過言ではありません(準動詞のところで宣言した通り、ここでも言いました)。
現在の受験英語は長文読解が主流で、しかも速く読まなければなりません。これから勉強する関係詞は、主に関係詞の直前にある名詞(先行詞と言います)を関係詞以下の文で説明していくという働きがありますから、必然的にどんどん文が長く、複雑になっていきます。
関係詞をしっかり勉強することで、長く複雑になった英文の構造を理解できるようになります。英文の構造を理解できれば内容把握が容易になりますから、長文読解で得点できるようになり、結果受験を制することにつながります。
関係詞の重要性はわかりましたか? さっそく勉強を始めましょう。
まずは関係代名詞の勉強です。
関係代名詞とは、テキストの一番上に書いてあるように、接続詞と代名詞の2つの働きを持ち、前の名詞(先行詞)を説明します。
関係代名詞の「関係」とは、メインの文と関係詞が導く文の2文の関わり合い(=「関係」)という意味です。その関わりあう2文をつなげる接続詞の働きがあることを指しています。
「関係」というのは、あるものと他のものとの関わりあいのことですから、一つのものだけでは「関係」とは言えません。
関係代名詞の「代名詞」は、そのままの意味です。代名詞の働きを関係代名詞が持っていることを意味しています。
このことはこれから関係代名詞を使って2文を1文にしていくとより理解が深まります。