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2025年7月10日木曜日

関係副詞(9)(d)how 87ページ①

 

テキスト87ページを開いてください。(d)関係副詞のhowについて学びましょう。

 

 

これも(c)whyと同様、先行詞が決まっています。そうすると自動的に前置詞も決まります。ただ、このあとに説明するのですが、先行詞と関係副詞howは同時に使われません。そういう意味では「先行詞」とは言えないと考える人もいます。関係詞に先行しないのですから仕方ありません。

 

まぁ、そんなこと知らなくてもまったく困りませんから、どうでもいいとも言えます。ここでは便宜的に「先行詞」とします。

 

さて、この関係副詞how先行詞はthe way(方法)です。必然的にその前に付く前置詞もinに限定されます。in the way(その方法で)となります。関係代名詞を使うとin whichですから、in which = howと言っても差し支えないのですが、the way howとは言えないのでそう単純なものでもありません。

 

2文を1文にして説明します。Step123です。どうぞ。最後のStep34行です。

 

 

 

 

 

 

Step12つの文の中の同じ人やモノに〇をつけます。

 

 

 

 

 

 

〇は2つの文でそれぞれ1つずつ、合計2つです。今回もまったく同じ名詞が並んでいます。

 

 

 

 

 

 

両方の文のthe wayに〇をつけましたか?

 

 

Step22つ目の〇を関係代名詞に変えます。〇はモノですね。そして2つ目の文の中で〇(the way)は、前置詞の後で便宜的に「前置詞の目的語」でした。モノで目的格ですからwhichです。thatでもいいですが、やっぱり前置詞を前に置く場合はthatじゃダメです。

 

2つ目の〇、the way関係代名詞whichに変えておいてください。

 

 

Step3、「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。

 

まず、1つ目の文を〇がくるまで書きます。

 

This is the way

 

それから、関係代名詞をつけます。

 

This is the way which

 

それから(注意3、その後に2つ目の残りの文を続けます。

 

This is the way which I did it in.

 

whichは目的格の関係代名詞ですから、省略可能です。このwhichthatに置き換え可能です。これがStep31行目です。

 

 

2行目は、前置詞inを関係代名詞の前に置いた文です。

 

 

This is the way in which I did it.

 

ここでまたまた注意点。前置詞を関係代名詞の前に置く場合、whichthatにはできません。また、目的格でも省略はできませんよ。in thatとかダメです。省略して、This is the way in I did it.もダメです。

 

 

3行目にはin whichの代わりに関係副詞howを使いたいところですが、先ほども言ったように先行詞と関係副詞howは同時に使われませんthe way howとは言えないので、こう書いてください。

 

This is how I did it.

 

関係副詞howの先行詞が無いという理由がわかりましたか? 実際に無いんです。

 

そして、関係副詞howを使わないのならばthe wayが残ります4行目はこうです。

 

This is the way I did it.

 

 

 

ここで関係副詞whyhowの使い方をまとめますよ。

 

関係副詞why「先行詞the reasonか関係副詞whyのどちらかを省略してもいい」です。

 

関係副詞how「先行詞the wayか関係副詞howのどちらかを必ず省略」です。

 

 

やっかいでしょ? これを乗り越えるのが受験に勝つということです。