3つ目の例文に進みましょう。テキスト74ページの一番下の例文です。
Step1、2つの文の中の同じ人やモノに〇をつけます。自力でできそうなら、Step1、2、3とやってみていいですよ。
〇は2つの文でそれぞれ1つずつ、合計2つですよ。
The boyとHisに〇をつけましたか? 今回もThe boy is my friend.という文はSVCの第2文型です。S=Cですから主語である「The boy(少年)」と補語である「my friend(私の友だち)」は同じ人です。どちらに〇をつけるか迷いましたか?
「よりあいまいな方(より説明が必要な方)に〇をつける」ですから、「The boy(少年)」の方がよりあいまいで、説明が必要だとわかります。「my friend(私の友だち)」の方が「The boy(少年)」より限定的だと考えてください(「その少年」ではなく「少年」と書いてあるところに忖度してください)。
Step2、2つ目の〇を関係代名詞に変えます。〇は人ですね。そして2つ目の文の中で〇(His)は、名詞の前で所有格になっています。人で所有格ですからwhoseです。
2つ目の〇、Hisを関係代名詞whoseに変えておいてください。
Step3、「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。
まず、1つ目の文を〇がくるまで書きます。今回は前の例文2つとは違います。文の最後ではなく、文頭に〇があります。
The boy
〇があるので、ここでまずストップです。それから「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。
The boy whose
それから(注意3)です。その後に2つ目の残りの文を続けます。
The boy whose father is a famous singer
問題はここからです。テキスト74ページ、一番下(注意4)を見てください。今までの例文と違って、1つ目の文がまだ終わってないんです。そんな時は(注意4)です。
この後に1つ目の文の残りを続けるのです。
The boy whose father is a famous singer is
my friend.
このように1つ目の文の途中に2つ目の文が関係詞とともにくっつくパターンもあります。
「お父さんが有名な歌手であるその少年は私の友だちです」関係代名詞の所有格は訳し方がちょっと独特です。お堅い日本語になってしまいますが、仕方ありません。