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2025年7月10日木曜日

関係副詞(3)(a)where 84ページ③

 

テキスト84ページのもう一つの例文に進みましょう。2文を1文にしてみてください。Step1Step2Step3です。やっぱり最後のStep33行くらいです。

 

 

 

 

 

 

Step12つの文の中の同じ人やモノに〇をつけます。

 

 

 

 

 

 

〇は2つの文でそれぞれ1つずつ、合計2つです。今回もまったく同じ名詞が並んでいます。

 

 

 

 

 

 

両方の文のthe townに〇をつけましたか? townは最初の文の唯一の名詞なので大丈夫かと思います。

 

 

Step22つ目の〇を関係代名詞に変えます。〇はモノですね。そして2つ目の文の中で〇(the town)は、これも前置詞の後で便宜的に「前置詞の目的語」です。モノで目的格ですからwhichです。thatでもいいですが、前置詞を前に置く場合はthatじゃダメです。

 

2つ目の〇、the town関係代名詞whichに変えておいてください。

 

 

Step3、「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。

 

まず、1つ目の文を〇がくるまで書きます。

 

The town

 

それから、関係代名詞をつけます。

 

The town which

 

それから(注意3、その後に2つ目の残りの文を続けます。

 

The town which I was born in

 

今回は(注意4があります。この後に1つ目の文の残りを続けます。

 

The town which I was born in is very small.

 

 

whichは目的格の関係代名詞ですから、省略可能です。このwhichthatに置き換え可能です。これがStep31行目です。

 

 

2行目は、前置詞inを関係代名詞の前に置いた文です。

 

The town in which I was born is very small.

 

ここで注意点。何度も言っていますが、前置詞を関係代名詞の前に置く場合、whichthatにはできません。また、目的格でも省略はできませんよ。in thatとかダメです。省略して、The town in I was born is very small.もダメです。

 

3行目にはin whichの代わりに関係副詞になりますが、先行詞は場所なのでwhereです。

 

The town where I was born is very small.

 

in which は前置詞+関係代名詞

 

関係代名詞は接続詞と代名詞の働きがあるので、

 

前置詞+関係代名詞

=前置詞+接続詞+代名詞 という関係が成り立ちます。

 

前置詞と名詞(代名詞)は副詞か形容詞の働きになるのでした。今回の2番目の文のin the townのところは、一語で表すとthere、「そこで」という副詞です。「そこで生まれた」のように、be助動詞+過去分詞でセットの動詞was bornを修飾(説明)しているので副詞です。ですから、前置詞と代名詞を副詞に置き換えです。

 

前置詞+関係代名詞

=前置詞+接続詞+代名詞 

=接続詞+副詞

 

接続詞と代名詞の働きをもつのが関係代名詞なら、接続詞と副詞の働きをもつのが関係副詞です。だから最後は関係副詞と同じになります。全部まとめて、

 

前置詞+関係代名詞

=前置詞+接続詞+代名詞 

=接続詞+副詞

=関係副詞  でした。

 

 

今回の例文で言うと、2番目の文のthe townという名詞を置き換えるなら関係代名詞in the town= there)という前置詞+名詞(= 副詞)を置き換えるなら関係副詞です。2文を意識して取り組んでいますか?