ページ

2025年7月10日木曜日

関係代名詞(31)(h)注意すべき関係代名詞 h-1 82ページ②

 

(h)注意すべき関係代名詞を勉強します。

 

よく問題に出されるものや、え?これも関係代名詞なの?みたいなやつを集めています。

 

あと「関係形容詞」も無理やりここで紹介しています。関係代名詞じゃないじゃん、と思われるでしょうけれど、そうですね。認めます。ただ、関係副詞と違って、それだけで大きなテーマとして取り上げるほどには数が無いので仕方なくこの形にしました。まぁ、言い訳です。

 

 

 

h-1からいきましょう。<関係代名詞+挿入節>です。これよく出ます。関係代名詞の後にI thinkI believeなどの節が入ります。

 

これの何が問題かと言うと、関係代名詞の後にI thinkなどの「主語+動詞」がくると、その関係代名詞は目的格ではないかと反射的に考えてしまうんです。ちゃんと勉強している人をしっかり引っかけてくる嫌な問題なんです。

 

どういうことか、もう少し詳しく見ていきましょう。それには2文を意識して、構造を把握した方が早いので日本語訳は後回しにして、関係代名詞を使って2文を1文にしてみましょう。ここで一つ訂正してください。例文中のhisはすべてMike’sに変えてください。その方が意味がすっきりします。

 

Step123です。

 

 

Step12つの文の中の同じ人やモノに〇をつけます。

 

 

 

 

 

 

〇は2つの文でそれぞれ1つずつ、合計2つでしたね。

 

 

 

 

 

 

The manheに〇をつけましたか? 

 

 

Step22つ目の〇を関係代名詞に変えます。〇は人です。2つ目の文の中で〇(he)は、that節(テキストではthatが省略されていますが)の中では主語ですからwhoです。he-his-him-hisの中で一番左、主格だからwhoと考えてももちろん良いですよ。

 

2つ目の文において厳密にSVOCの五文型を検討すると、Youが主語(S)、thoughtが動詞(V)、that節(that省略)以下全部he was Mike’s brotherが目的語(O)ですからね。

 

2つ目の〇、he関係代名詞whoに変えておいてください。

 

 

Step3、「もう1つの〇の直後にStep2の関係代名詞をつける」です。

 

まず、1つ目の文を〇がくるまで書いて、関係代名詞をつけます。

 

The man who

 

 

それから(注意3、その後に2つ目の残りの文を続けます。

 

The man who you thought was Mike’s brother

 

最後に(注意4、この後に1つ目の文の残りを続けるのです。

 

The man who you thought was Mike’s brother turned out to be a stranger.

 

 

わかりましたか? (注意3のところで2つ目の残りの文を続けるときに、「主語+動詞」があるのに関係代名詞は目的格ではなく、主格なので文の途中の主語が抜けちゃっているんです。特殊なパターンですが、2文を1文にすると納得感というか、あぁ仕方ないなとわかるのではないでしょうか。

 

4択の文法問題で関係代名詞を選ぶときに目的格を選ばずに主格を選ぶようにしてください。(  )の後に「主語+動詞」がきたら反射的に目的格だと思うのは仕方ないのですが、そこでちょっと確かめをしてもらいたいのです。先行詞を2つ目の文の中に入れてみて、その働きが主語なのか目的語なのか一応確認してみるといいです。

 

今回の例文で言うと、先行詞The manを代名詞にしてhe-his-himのどのカタチが2つ目の文の中にはまっていくか考えるといいです。

 

 

この文の日本語訳をしましょう。(   )に入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

turn out to be ~ 「~であるということがわかる」 turn outが「~になる」とか「結局~だとわかる」と言う「意味です。

 

strangerは「見知らぬ人」という意味です。「よそから来た人」という意味もあります。人から道を尋ねられても、そのあたりに住んでいない人でうまく答えられないときは、I’m a stranger here. と言います。「私はここではよそから来た人です」「私はここは不案内です」くらいの意味です。

 

 

 

 

 

 

「あなたがマイクの弟だと思ったその男の人は、見知らぬ人だとわかった」 よくある勘違いってやつです。パッと見て、あ、マイクの弟だと思った男の人が、まったく知らない人だったという意味です。勝手に勘違いして、そう思い込んでいたけど違ったってことは結構ありますね。