(8)に進みましょう。(9)とまぎらわしいやつです。これは英語業界で「クジラの公式」とか「クジラ構文」と呼ばれるものです。ここは合わせて理解すると簡単です。(8)(9)一気にいきましょう。
ポイントはno moreとno lessのところです。
no moreは、noがマイナスイメージでmoreがプラスイメージです。このマイナスがプラスを消してマイナスになるイメージです。「マイナス×プラス=マイナス」と言ってもいいです。だから日本語訳は、「~でない」となっていると思います。
(9)のno lessの方はどうでしょう。noがマイナスイメージでlessもマイナスイメージです。このマイナスとマイナスが相殺されてプラスになるイメージです。「マイナス×マイナス=プラス」と言ってもいいです。だから日本語訳は、「~である」となっています。
日本語訳してみましょうか。まずは(8)からいきましょう。➡の左と右2パターンです。どちらが直訳とか、どっちの方が良いとか悪いという問題ではありません。テキストに書いてあるように2パターンで訳してみようというだけで、学校の教科書や参考書にはどちらもあるので勉強しておこうということです。
whale「クジラ」です。これが「クジラの公式」とか「クジラ構文」と呼ばれる理由です。
➡の左の訳し方
「クジラが魚でないのは馬が魚でないのと同じだ」
➡の右の訳し方
「馬が魚でないようにクジラも魚ではない」
no moreが「マイナス×プラス=マイナス」で日本語訳は「~でない」となっていますね。
(9)の日本語訳いきましょう。こちらも➡の左と右の訳し方2パターンです。
mammal「ホ乳類」
➡の左の訳し方
「クジラがホ乳類であるのは馬がホ乳類であるのと同じだ」
➡の右の訳し方
「馬がホ乳類であるようにクジラもホ乳類である」
no lessが「マイナス×マイナス=プラス」で日本語訳は「~である」となっていますね。