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2025年7月15日火曜日

比較(12)(c) 最上級を使った表現 c-1 91ページ③

 

(c)最上級を使った表現の勉強をしましょう。

 

ポイントの説明をします。そのテキストの(  )にはこう書いてください。

 

「 複数の人(もの)の中での勝負! 」

 

比較級は「11の勝負」でしたね。最上級は比べる相手が複数、2人以上(2つ以上)です。

 

テキストの91ページの下に4つ例文があります。これはすべて中学レベルです。最初の2つが形容詞の最上級、残りの2つは副詞の最上級です。

 

副詞最上級the( )がついています。theをつけなくてもいいのです。英作文で最上級表現をつかうとき、theをつけてもつけなくてもいいなら、つけておくことをオススメします。形容詞の最上級にtheをつけ忘れたら嫌ですから。ただし、このあと勉強しますが、最上級でもtheをつけない場合もあります。

 

比較級でtheをつけるもの最上級でtheをつけないもの、こういう例外的なものが受験では出題されます。しっかり理解しておきましょう。

 

例文に戻ります。あと、inofの話をしないといけないのですが、まず日本語訳しましょうか。4つともいきましょう。どうぞ。

 

 

 

 

 

 

Mr. Kiryuは「桐生さん」でいきましょう。日本人で初めて100mを9秒台で走った人です。もちろん当時の日本人最速の人です。現在は、山縣選手が995で最速です(更新されてたらごめんなさい)。

 

 

 

 

 

一番上の例文

「桐生さんは日本で一番速いランナーです」 「一番足の速い人」と言ってもいいですよ。このfastestは名詞runnerを修飾する形容詞fastの最上級です。theが必要です。

 

2番目の例文

「桐生さんは5人の中で一番速いランナーです」 もちろん「5人の中で一番足の速い人」と言ってもいいです。このfastestも名詞runnerを修飾する形容詞fastの最上級です。theが必要です。

 

3番目の例文

「マイクはクラスで一番速く走る」 今回のfastestは動詞runsを修飾する副詞fastの最上級です。theはなくてもいいです。

 

 

4番目の例文

「マイクはクラスのすべてのメンバーの中で一番速く走る」 今回もfastestは動詞runsを修飾する副詞fastの最上級です。theはなくてもいいです。

 

 

最後にinofの違いです。例文でいうと、1番目と3番目がinで、2番目と4番目がofです。

 

一般的に言われているのは、同種(同類)で比べているならofで、そうでなければinです。

 

 

例文で見てみましょう。

 

同種(同類)というのは、2番目と4番目です。2番目の例文では、Mr. Kiryuthe five、「桐生さん」も「5人」もどちらも人間です。

 

4番目の例文では、Mikeall members in his class、「マイク」も「クラスのすべてのメンバー」もどちらも人です。そんなときはofを使うという意味です。

 

 

同種(同類)ではない例は、1番目と3番目です。1番目の例文では、Mr. KiryuJapan、「桐生さん」と「日本」は同種(同類)ではないのは明らかです。片や人間、片や国ですからね。

 

3番目の例文では、Mikehis class、「マイク」と「彼のクラス」は同種(同類)ではないですね。そんなときはinを使います。

 

 

中学時代はそこまで考えていなかったかもしれません。それでもちゃんと区別できていたでしょうから、そこまで悩まなくても大丈夫です。数字とかallとかきたらofで、場所とかきたらinだなぁくらいでも間違いはありません。