(8)
に進みましょう。テキスト63ページです。
withoutが前置詞でsayの動名詞としてsayingになっています。
直接的に訳すと「that以下(…)を言うことなしに進む」でしょうか。それを良い日本語にして「…は言うまでもない」となっています。
日本語にしてみましょう。
health「健康」wealth「富」 形や発音が似た単語です。似ているけれども…というのがこの文のポイントです。
「健康が富より上であるということは言うまでもない」「健康が富の上にある」と訳してもいいです。
(9)
に進みます。
日本語の部分に矢印「⇒」があります。「⇒」の左が直接的な訳、右が良い日本語です。どちらもやってみましょう。スペースが小さいですけど。
USはUnited Statesアメリカです。例文にtheをつけておいてください。ミスです。
buffalo wingsはバッファローウィングと訳してください。これは私の大学のあった町、Buffalo発祥の料理です。鶏肉の手羽を素揚げにし、それに辛く酸味の強いソースがかけられたものです。バッファロー周辺エリアでは、ピザ屋のサイドメニューに必ずあって、私の大好物の一つです。いつか日本でバッファローウィング屋を開きます。
直接的な訳は
「バッファローウィングを食べることなしにアメリカに行くことは(決して)ない」です。
良い日本語にしてみましょう。
「私はアメリカに行けば必ずバッファローウィングを食べる」
(10)に進みます。
次の(11)もそうですが、動名詞「~ing」の前が「to」です。「to」ですが不定詞ではなく、前置詞の「to」なのでその後が動名詞です。
to不定詞の「to」と前置詞の「to」は、見た目じゃまったく違いがありません。だから覚えるしかないのですが、ネイティブはきっと覚えているというより「慣れている」のです。そこで少し例文を工夫しました。
(10)と(11)の例文は2つずつ書いてあります。それぞれ上の方は「to」の後が動名詞になっています。下の例文は「to」の後が名詞「my new life」になっています。
私たち日本で英語を学ぶ者は、「look forward to」「be used to」を最初に勉強するときは動名詞の分野で学ぶことが多いです。だから、「to」の後なのに動詞の原形じゃなく動名詞なんだ、覚えなきゃ…となるわけです。後付けで「この『to』は前置詞だからその後は動名詞」と教えられても、暗記しなければ得点できないことには変わりありません。
きっとネイティブは最初に「look forward to」や「「be used to」を聞いたり、話したりするときに「to」の後は動名詞じゃないのではないかと思うのです。普通の名詞の方が、数が圧倒的に多いですからね。名詞であることに慣れていると、「to」を不定詞と考えて動詞の原形をつけようとすることもないのではないでしょうか。
そこで、あえて例文を動名詞が続くものだけでなく、名詞が続くものを用意しました。こちらで慣れていくと、この「to」は前置詞だということに慣れていけると考えています。
最近、ようやく中学英語の教科書でそういう文を扱い始めました。遅すぎますね。
それでは(10)の例文2つともいきましょうか。
hear from~ 「~から便りがある」です。「~から聞く」といういことは、近況なんかを聞くということでしょうから「~から便りがある」となります。「便り」は「手紙」のように聞こえますが、メールでもDMでも何でもいいですよ。「連絡がある」くらいの日本語訳にしても問題ありません。
上の文
「私はあなたから便りがあることを楽しみに待つ」「楽しみにしている」とか「楽しみに待っている」でもいいと思います。
下の文
「私はニューヨークでの新しい生活を楽しみに待っている」「楽しみにしている」でもいいですね。