54ページを開いてください。f-2知覚動詞の勉強に進みます。
seeやhear、feelなどの「見える」「聞こえる」「感じる」などの感覚的な動詞のことを知覚動詞と言います。
知覚動詞のあと、目的語がきて、そのあとに原形不定詞がきます。
日本語訳としては、「Oが原形不定詞するのを〈見る、聞く、感じるなど〉」としてください。目的語と原形不定詞は、〈主語+動詞の関係〉になっています。
最初の例文を訳しましょう。
( )に埋めるだけです。
最初の( )は「(その)車」、次の( )に「走る」と入れてください。
次の(注意)を見てください。テキスト43ページの(e)で勉強しましたが、知覚動詞は受動態にすると原形不定詞をto不定詞に変える必要があります。その下の例文は、最初の例文を受動態にしたものです。
目的語(the car)を主語にして、be助動詞プラス過去分詞。通常は、残りはそのままなのですが、原形不定詞はto不定詞にするので下線部がto runになっています。
次に(参考)を見てください。
知覚動詞は、目的語のあと、原形不定詞だけでなく分詞もきます。詳しくは、テキスト65ページでお話ししますが、目的語と補語に当たる次の分詞が〈主語+動詞の関係〉なら現在分詞、〈受け身の関係〉なら過去分詞になります。
二つ例文がありますが、最初が現在分詞ですね。目的語と現在分詞が〈主語+動詞の関係〉です。これは原形不定詞と同じなので、日本語訳も同じです。
厳密に言うと、原形不定詞は「(最初から最後まで)走るのを聞いた」で、現在分詞は「(一瞬だけ)走るのを聞いた」というくらいの違いがあります。しかし受験英語において区別をつけなくてはいけない場面はありません。〈主語+動詞の関係〉なら、原形不定詞と現在分詞のどっちでもいいやと思っておいていいです。
〈受け身の関係〉というのは、二番目の例文でいうと、「彼の名前」が「呼ばれる」のような関係です。「彼の名前」が「呼ぶ」わけではありませんね。「呼ばれる」です。これが、〈受け身の関係〉です。
このとき目的語のあとの分詞は過去分詞になります。
日本語にしてみましょう。どうぞ。
これも( )に埋めるだけです。
最初の( )に「彼の名前」、次の( )に「呼ばれる」と入れてください。
一度理解してしまえば、簡単なので最初がんばってください。