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不定詞の二大書きかえ問題です。高校受験でも出てくるくらいメジャーな問題です。
「… enough to ~」を「so … as to ~」と「so …
that 主語+動詞(肯定文)」に書きかえられるようにしておいてください。もちろん逆の書きかえもできるように。高校受験でも出題されるということは…そういうことですから。
同様に「too … to ~」を「so …
that 主語+動詞(否定文)」に書きかえられるようにしてください。
(注意)と書いてあるところを見てください。書きかえる時に、間違えるポイントです。
上の文は文の最後にitがあるのに対し、二つ上の文には文の最後にitがありません。
書きかえに際して、あるものを抜いたり、ないものを入れたりするのは難しいですね。
二つ上の文の最後readの目的語に当たる言葉は、その文の主語this bookです。英語には、「目的語が主語と一致するときは省略する」という決まりがあります。だから、this bookに当たるitは省略されているのです。
一方、(注意)と書いてある文の直前の英文には、itがあります。that以下の文の主語がIで、readの目的語に当たる言葉this bookと一致しないので、省略しないでちゃんと書く必要があります。気をつけてください。
それでは和訳にいきましょう。5つ例文があります。どうぞ。
「so …
that 主語+動詞(肯定文)」は、「とても…なので、that以下の文」のように訳しましょう。showは、「示す」でもいいですし、「教える」くらいの方が良い日本語になりそうです。
「彼女は私に道を教えてくれるのに十分親切だった」
「彼女は私に道を教えてくれるほど親切だった」
「彼女はとても親切だったので、(彼女は)私に道を教えてくれた」
「この本は私にとって難しすぎて読むことはできなかった」
「この本はとても難しかったので、私はそれを読むことはできなかった」
tooは、「食べすぎる」のように「~しすぎる」という意味でネガティブな言葉です。だから、上から4つ目の文は肯定文なのに否定的な意味になります。