70ページに進みましょう。(d)完了形の分詞構文です。
あとで気をつけるべき点を言いますが、とりあえず(Step1)(Step2)(Step3)やってみましょう。自力でやってみてもいいですよ。
(Step1)接続詞Asを消しましょう。✕をつけてください。
(Step2)メインの文の主語と同じなら主語も消す。両方とも主語がIで同じなので、重要でない文、接続詞のある方(従属節)の最初のIを消しましょう。例文の(Step2)の最初のIに✕をつけてください。
(Step3)動詞を~ingにする。haveを~ingにして、Havingにしてください。
「完了形のhaveは動詞じゃなくて助動詞って言ってただろ!」と思ったあなた、素晴らしい。そのとおり。haveは助動詞です。have助動詞なんて名前まで付けていました。「動詞haveを~ingにして」とは言ってないので許していただきたい。
厳密に言うと、今回の動詞は「have finished」ですね。助動詞0.5,過去分詞0.5で合わせて1.0の動詞です。その動詞「have finished」を~ingにして「Having finished」になったと考えてもらいたいです。
え? それなら「Having finishing」はどうかって? have助動詞はその後に過去分詞がくる助動詞なのでそれは厳しいですね。
いいですか? それでは注意点です。ここは分詞構文を作るだけならそこまで大変ではないんです。主語消したらすぐhaveかhadがあってそれをhavingにするだけなんでね。
しかし、(Step3)の(注意2)のように時制のズレを表しているかどうかの判断だけを気をつけてほしいんです。特に分詞構文を普通の文に戻すような問題が出された場合、現在完了形なのか過去完了形なのかの判断をしなきゃいけません。Havingって書いてあるだけなので、それがもともとhaveかhadかわからないのです。主節の時制を見て判断しなきゃいけません。