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2024年1月30日火曜日

Scientists close to cure for the common cold(日本語訳)

 風邪の治療法発見に近づく


イギリスの研究者たちが、ふつうの風邪の治療法の発見に近づいているという。科学者たちは何十年もの間、風邪を治す薬の開発に取り組んできた。研究者にとって最大の問題は、風邪の原因となる何百種類ものウイルスに対抗できる薬を見つけることであった。ウイルスは見つけるのが難しく、また変化が速いので新薬に対抗できる。これまでは、風邪のウイルスを治療する方法がなかったため、私たちは毎年冬に苦しまなければならなかった。しかし、科学者たちは風邪を過去のものにできる特別な分子を開発した。その分子をテストしたところ、風邪の原因となるウイルスをブロックすることがわかった。その分子は、ウイルスが体内で働くのを阻止したのだ。


一般的な風邪の治療法は、症状別に薬(や治療薬)を服用することである。喉の痛みに効く薬と、鼻水や発熱に効く薬を服用するのである。ウイルスが異なれば、症状も異なる。研究者たちは、この新しい分子がすべての症状の発症を阻止できると考えている。ロンドンのインペリアル・カレッジの主任研究員であるエド・テイト氏は、この分子によって何百万人もの人々がその苦しみを終わらせることができると語った。ほとんどの人は年に数回風邪をひく。テイト博士は、この薬はもっと深刻な問題を抱える人々をも助けることができると言った: 「風邪はほとんどの人にとって不便なものですが、喘息のような症状を持つ人には深刻な合併症を引き起こす可能性があります」