それでは、3番目の例文に進みます。
勘の良いあなたなら気づきます。問題を出しますよ。
haveプラス過去分詞で現在完了形ですね。
さぁ、このhaveの品詞はなんでしょうか。この流れで… 気づいているでしょうか。一応、時間をあげますよ。正解はこの後すぐ!
正解は、助動詞です。
でしょうね。この流れ。
各自辞書で確認してください。ちゃんと助動詞ですから。
はい、助動詞の後に過去分詞きていますね。
やっぱり「助動詞の後は動詞の原形」はウソです。
この完了形のhaveも私は「have助動詞」と呼んでいます。
これもあまり大きな声で言わない方がいいです。まだ一般に知られていません。
でも考えてみると、いわゆるwillやcanのような助動詞やbe助動詞、have助動詞は共通点があります。
否定文にするときはどうしますか。
それらの語の後にnotをつけますね。
will notやcan not、is notや are not、have notなどです。
疑問文にするときはどうでしょう。
willやcan、is、are、haveを文頭に出しますね。
同じ仲間だという証拠はいくらでもあるのです。
3番目の例文に戻ります。
3番目の例文では、have助動詞のhaveが0.5、過去分詞beenが0.5、合わせて1だから、セットで動詞とみなします。
こうして、ここにある3つの例文の下線部がセットで動詞(V)とみなすのは異論が無いと思います。
進行形や完了形をなんとなく動詞とするよりも、しっかりとした理論で動詞と言えるようになったと思います。