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2022年4月13日水曜日

仮定法(27)(f) 仮定法の重要表現(10)

 

(10)に進みます。

 

これは助動詞として取り上げる教科書・参考書が大半ですが、私は仮定法過去で扱います。

 

後で紹介しますが、否定文・疑問文のかたちが助動詞と言うには説明がつかなくなるからです。「例外」と言っちゃえばいいのですけどね。「覚えろ」ってね。「つーか、どっちでもいいわ!」が一番いい。こんなのテストに出ないんで。

 

意味からいっても、「~した方がいい」ということは、現実には「まだしていない」ので、現在の事実と反対の仮定つまり仮定法過去と考えるのが妥当でしょう。hadと過去形を使っているし。

 

否定文と疑問文の作り方を空いてるスペースに書いておいてください。

 

否定文 had better not 動詞の原形 「~しない方がいい」

 

これは、よくhad not betterとまちがう人が多いです。だからテストによく出ます。

 

時制で勉強した過去完了形なら、hadが助動詞(have助動詞)なので、その場合は、had+not+過去分詞になっているはずです。注意してください。

 

疑問文は、Hadn’t you better 動詞の原形?「~した方がいいじゃないの?」

 

クセ強めですね。まさかの否定疑問文。助動詞というなら、Had better you 動詞の原形?になるはずです。

 

要は、had betterをセットで助動詞と言うには無理があるってことです。気になる人だけ気にしてください。無視しても構いません。大学には合格します。

 

日本語訳どうぞ。

 

 

 

 

had betterは「脅迫」みたいなものだから、あまり使わない方がいい、と言われます。確かに「~した方がいい、しなかったらどうなるかわかってんだろうな」くらいの意味のときがあるからです。

 

「~した方がいい」とだけ聞くと何か親切心で言ってくれていると思いがちなので、気をつけましょう。

 

 

 

 

「あなたはすぐに出発した方がいい」「すぐに始めた方がいい」でもいいです。文脈次第です。

 

「すぐに出発しなかったら(すぐに始めなかったら)、どうなるかわかってんだろうな。知らねーぞ」という裏の意味が含まれるケースもあるので、相手の目を見て空気を読みましょう。

 

ちなみに、この文をマイルドに言うとIt would be better for you to start at once.です。仮定法ですね。距離取って、マイルドにしていますね。