次に、c-3 副詞節を見てください。副詞の働きをする節です。
最初の例文を見てください。下線部は、それ以外のどこを修飾しているでしょうか。
I(私)でしょうか、will stay(滞在するだろう)でしょうか、 here(ここに)でしょうか。
「もし雨が降ったら、私」
「もし雨が降ったら、滞在するだろう」
「もし雨が降ったら、ここに」
真ん中の文がしっくりきませんか。will stayという動詞を説明しているので、副詞の働きをしているといえます。
if以下は、主語itと動詞rainsがあるので、「節」です。副詞の働きをもっている節なので、副詞節です。
この後の不定詞のところでも説明しますが、不定詞の副詞的用法をあるネイティブは、これは動詞だと言い張っていました。
確かに、7ページの下から2番目の例文は、不定詞の副詞的用法ですが、「私は図書館に行った」そして「英語を勉強する」と考えても問題ないのです。
それどころか、そのように考えていった方が頭から読み下していけるので速く読解できますね。
もう一つ例を出します。
Come to see me.「私に会いに来なさい」というのが、自然な訳でしょうね。「私に会うために来なさい」と訳すと不定詞の副詞的用法っぽさが出ますね。
先ほどの例文は、Come and see me.とも言えます。同じ意味です。こう見ると、andが2つの文をつないでいるのがわかりますし、seeは動詞ですよね。
つまり、この副詞節というのはいわゆる普通の独立した文のように見えるということです。私はよくこれを、「『文、文』になっている」と言います。慣れてください。