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2025年7月15日火曜日

比較(35)(e) 比較の慣用表現 (14)(15) 96ページ①

 

テキスト96ページを開いてください。いよいよ最後です。最後の関門と言ってもいいです。究極のまぎらわしい慣用表現です。これを突破して有終の美を飾りましょう。

 

まずは(14)(15)です。noがポイントです。noは、no moneyのように直後にあるものを否定するイメージを持ってください。

 

(14)の最初の( )にはこう書いてください。more(多い)を否定 )

 

次の(  )にはこうです。( 「多くない」ことを強調 )

 

最後はこうです。( 少ない、「それしかない」 )

 

こうなりましたか?

 

( more(多い)を否定 )→( 「多くない」ことを強調 )→( 少ない、「それしかない」 )

 

 

 

(15)の最初の( )にはこう書いてください。less(少ない)を否定 )

 

次の(  )にはこうです。( 「少なくない」ことを強調 )

 

最後はこうです。( 多い、「それほども」 )

 

こうなりましたか?

 

less(少ない)を否定 )→( 「少なくない」ことを強調 )→( 多い、「それほども」 )

 

 

この2つの例文を日本語にしてみましょう。どうぞ。

 

 

 

 

 

 

(14)(15)の両方ともいきましょう。

 

 

 

 

 

 

(14)「私は10ドルしか持っていない」 no more「多くない」ですから「それしかない」ですね。

 

 

(15)「私は10ドルも持っている」 no less「少なくない」ですから「そんなにも」です。

 

 

いちいち考えれば覚える必要はないですよ。

 

ただ、ある生徒が学校の先生がこう言ってたと言うんです。no more than 『しか』、no less than『も』」

 

最初はなんじゃそれって笑ってたんですけど、何度か生徒にそんな話をしているうちに覚えてしまって、意外と使えるなってなりました。いちいち考えるよりはやかったりします。

 

まぁ、私も勢いでnot so much A as B 『AというよりむしろB』」とか言ってるので、あまり人のこと笑えないんですけどね。

 

どんなカタチでもみなさんが覚えることができて、テストで点が取れて、志望校に合格すれば何でもいいですよ。ここではそれ以上の望みはないです。