(d)ラテン比較に進みます。
( )の中に入れてください。thanと入れてください。ここではthanの代わりにtoが使われるんです。だから「to~」を「~よりも」と訳せばいいんです。
d-1を見てください。prefer A to Bです。「BよりAが好き」と書いてありますが、これだけ見るとAとBどちらが好きか忘れそうじゃないですか?
私は最初そうでした。中学くらいのときです。“I like Picasso better than Lassen.”と同じ語順だから最初から疑問に思ってなかったという人は、それはそれでいいです。
私は、熟語的に「prefer A to B」(BよりAが好き)と覚えさせられたので混乱しました。好きなのはAだっけ?Bだっけ? 例文で、”I prefer coffee to tea.”と書かれていても、混乱に拍車がかかるだけでした。どっちが好きでもいいし、そんなの知らんがなの世界だからです。
しかし、自分がわからない問題は他の人も苦戦しているのではないかと仮定して、その解決策を模索していると良いアイディアが思いつくものです。
thanの代わりにtoが使われると考えたとたんに、これは簡単な問題になりました。
あとはどれがラテン比較なのかという問題が残りますが、これは慣れていきましょう。そうでなければ、すべて熟語のように覚えなければならないし、実際そのような参考書や熟語帳も見かけます。
できるだけ効率よく学んで、理解して、目標を突破しましょう。
さぁ、例文の日本語訳してみましょうか。
Picasso「ピカソ」、Lassen「ラッセン」 どちらも画家です。知らない人は調べてくださいね。
「私はラッセンよりもピカソが好き」
人それぞれ好みがあるので、好き嫌いはその人に聞いてみないとわかりません。thanの代わりにtoが使われるとわかっただけで楽になるでしょう。