b-5に進みます。
b-4でも言いましたが、みんなよくひっかかります。b-4よりb-5の方がひっかかります。
なぜかと言うと、次のb-6が影響してきます。b-6は比較級を強める表現なのですが、比較級の前にmuchがつきます。「much+比較級」のカタチです。これが今回の「more+原級」と似ていて、よく間違うのです。
テキストの例文は正しいのですが、間違っている文はこうです。
She is more prettier than beautiful.
thanもあるし、何となく正解のような気がするでしょう。これがひっかけのポイントです。
more prettyではなく、more prettierというミスを誘発させるために、選択肢の中にprettierという比較級が忍び込んでいます。しかも正解の前に。「ひっかけは正解の前」です。気をつけてください。
日本語訳いきましょう。
単語は大丈夫かと思います。
「彼女は美しいというよりむしろかわいい」 「美しいというよりはかわいい」のように「むしろ」がなくてもいいです。「むしろ」を入れておくと、書きかえのrather thanがピンときやすいというだけです。
今の例文の下に書きかえの文がありますね。prettyとbeautifulの順番も同じですし、特に問題ないと思います。
原級の部分は名詞がくることもあります。例えば次の例文です。
He is more a writer than a singer. 「彼は歌手というよりは作家だ」
もはや慣用表現として理解しておくといいような気がします。