最後に第5文型です。
4つの例文があります。線を引いて、それぞれS、V、O、Cと書いてください。OとCはイコール関係になっているのを確認しながら線を引いてみてください。あと、日本語訳がないので日本語訳も英文の横に書いてください。どうぞ。
4つとも第5文型です。
いいですか。
最初の例文から見ていきます。
日本語訳は、「あなたの笑顔は私たちを幸せにする」です。make
A B (AをBにする)
主語はYour smile、動詞はmake、目的語がusで、補語がhappyです。
目的語と補語がイコール関係ですから、be動詞を入れて意味が通るはずです。
We are happy.となって意味が通りますね。
usは目的語だったので目的格(I-my-me-mineの表の左から3番目)ですが、今回は主語なので主格(I-my-me-mineの表の一番左)にしています。
2番目の文です。訳は「彼はその犬をコロと名付けた」です。
Heが主語、namedが動詞、the dogが目的語、Koroが補語です。
「その犬」=「コロ」というイコール関係です。be動詞を入れてみましょう。
The dog is Koro. 成り立ちますね。
3番目の例文です。
命令文です。隠れ主語(You)、Callが動詞、meが目的語、Mikeが補語です。
訳は「私をマイクと呼びなさい」「私をマイクと呼んで」でもいいです。命令文というと「〜しろ」というイメージがありそうですが、ネイティブはそんな感じで使ってないです。
「私」=「マイク」というイコール関係がありますね。be動詞を入れてみると、I am Mike. となって成立します。
最後の例文です。Iが主語、heardが動詞、my nameが目的語、calledが補語です。
この動詞heardは、54ページや65ページで学ぶ知覚動詞と呼ばれるものです。詳しくは、そこで勉強しましょう。訳は「私は私の名前が呼ばれるのを聞いた」です。「私は自分の名前が呼ばれるのを聞いた」でもいいです。
例文に戻ります。
「私の名前」=「呼ばれる」というイコール関係がありますね。be動詞を入れてみると、My name was heard. となり、「私の名前が呼ばれた」という受動態(受け身)の文が成立します。