(d)ifの省略に進みます。
仮定法の文において、ifが省略されると、were、had、shouldが倒置され文頭にきます。( )に書き入れてください。
33ページを開いてください。
( )付きの英文が3つあります。
それぞれの下にifを省略して、wereやhadやshouldを文頭に出した文があります。
あまり見慣れない英文ですが、正しい英文です。wereやwouldなどの仮定法のサインを見逃さないようにしてください。仮定法だと見抜けば怖いものはありません。
3つの例文を訳してください。全部一気にどうぞ。
at once = soonです。
「もし私があなたなら、すぐに行くだろうに」
「もし私があなただったら、すぐに行っただろうに」
「万一明日雪が降ったら、私はここに滞在するだろう」「とどまるだろう」でもいいです。
日本語もそうですが、言語は省略したり、短縮したりして、どんどん単純化される傾向があります。相手に意図が通じるのが第一の目標で、それが達成されるなら単純な方が楽です。
アメリカのテレビドラマ「ホームランド」の中に仮定法のif省略を見つけました。紹介します。
He would have been 13 had he survived the drone strike.
droneはドローンです。今回は無人攻撃機です。ネタバレになるので、詳しく話せませんが訳します。
「彼は13歳になれただろうに、そのドローン攻撃を切り抜けて行き残っていたら」
実際には、ドローン(無人攻撃機)の攻撃によって亡くなってしまって、13歳になれなかった、ということです。
ifを省略せずに書くと、He would have been 13 if he had survived the drone strike.
見やすくなります。仮定法過去完了です。