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2022年4月13日水曜日

仮定法(14)(d) ifの省略

 

(d)ifの省略に進みます。

 

仮定法の文において、ifが省略されるとwerehadshouldが倒置され文頭にきます。(  )に書き入れてください。

 

33ページを開いてください。

 

(   )付きの英文が3つあります。

 

それぞれの下にifを省略して、werehadshouldを文頭に出した文があります。

 

あまり見慣れない英文ですが、正しい英文です。werewouldなどの仮定法のサインを見逃さないようにしてください。仮定法だと見抜けば怖いものはありません。

 

3つの例文を訳してください。全部一気にどうぞ。

 

 

 

 

at once = soonです。

 

 

 

 

「もし私があなたなら、すぐに行くだろうに」

 

「もし私があなただったら、すぐに行っただろうに」

 

「万一明日雪が降ったら、私はここに滞在するだろう」「とどまるだろう」でもいいです。

 

日本語もそうですが、言語は省略したり、短縮したりして、どんどん単純化される傾向があります。相手に意図が通じるのが第一の目標で、それが達成されるなら単純な方が楽です。

 

アメリカのテレビドラマ「ホームランド」の中に仮定法のif省略を見つけました。紹介します。

 

He would have been 13 had he survived the drone strike.

 

droneはドローンです。今回は無人攻撃機です。ネタバレになるので、詳しく話せませんが訳します。

 

「彼は13歳になれただろうに、そのドローン攻撃を切り抜けて行き残っていたら」

 

実際には、ドローン(無人攻撃機)の攻撃によって亡くなってしまって、13歳になれなかった、ということです。

 

ifを省略せずに書くと、He would have been 13 if he had survived the drone strike.

 

見やすくなります。仮定法過去完了です。