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2022年3月30日水曜日

8品詞  前置詞(2) 形容詞句

 

さて、それでは語・句・節の説明が終わったところで、5ページに戻ります。⑥前置詞です。

 

前置詞は、名詞の前に置かれて、形容詞句、副詞句をつくります。

 

「前置詞は名詞の前に置かれる」ということは、「前置詞の後は名詞」ということです。

 

つまり、前置詞は名詞とセット形容詞の働きをするか、副詞の働きをするということです。

 

【働き】のところに書いてありますね。

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

(a)形容詞句です。

 

形容詞の働きを持つ句です。語・句・節の説明のところで学びました。形容詞なので、2つ働きがあります。名詞を修飾するか、補語になるかです。

 

a-1の名詞を修飾する形容詞句を見てみましょう。最初の例文は下線部in Japanが前の名詞Peopleを説明しています。

 

「人々」がどんな人々か説明しています。「日本の」人々でした。

 

2番目の例文はどうでしょう。

 

下線部on the deskが前の名詞penを説明しています。

 

「ペン」がどんなペンか説明を加えると相手はわかりやすいですね。

 

「机の上の」ペンでした。

 

次にa-2を見てください。補語になる形容詞句です。

 

テキスト7ページのb-2形容詞句の2番目の例文で学びました。「ofプラス抽象名詞は、形容詞になる」っていうアレです。

 

今回の例文は、下線部of no useです。その下に = uselessと書いておいてください。

 

「この本」=「役に立たない」という主語とイコール関係になっている補語ですね。

 

この補語になる前置詞+名詞のかたまりは、五文型の中で要注意です。ほとんどは、次に勉強する副詞句なので、五文型の問題において「前置詞がきたらカット(重要ではないので切り捨てる)しなさい」という言い方をする先生もいます。

 

ただ、この補語になる形容詞句があります。これはカットできません。文の中の重要な要素です。

 

かなりレアなので、カットしろと教えてもそれほど問題ないですし、そもそも五文型の問題自体レアなので、定期テスト以外でお目にかかることはないでしょう。

 

ただ、ちゃんと説明しておこうかということです。知っておいて損はないです。きっと。