次に(b)の「句」です。
これは2語以上の「語」が集まって、名詞や形容詞、副詞の働きをします。
b-1 名詞句から見ていきましょう。
名詞句は、そのまま名詞の働きをする「句」(2語以上の語の集まり)です。名詞の働きなので、3ページで学んだように「主語、目的語、補語」になります。( )の中にそれぞれ書いてください。
最初の例文を見てください。
不定詞は、toに動詞の原形がつくので2語以上の語の集まりになります。
To seeは、文頭で主語になる不定詞の名詞的用法(〜すること)です。主語になれるのは、名詞・代名詞のみでしたね。
to believeは、be動詞(〜です)の後で補語になる不定詞の名詞的用法(〜すること)です。
2番目の例文を見てください。
to seeは、動詞の後で目的語になる不定詞の名詞的用法(〜すること)です。目的語になれるのも名詞・代名詞だけです。
3番目の例文のto collect stampsは、最初の例文のto believe同様、be動詞(〜です)の後で補語になる不定詞の名詞的用法(〜すること)です。
このように、2語以上の語の集まりで主語や目的語、補語になります。つまり、2語以上の語の集まりである「句」が名詞の働きをしていると言えます。