次に不可算名詞に進みます。
不可算名詞は「数えられない」ので、2つ、3つのように言えません。複数形にならないのです。もちろん1つとも言えないので、a(an)もつきません。
つまり、「不可算名詞(数えられない名詞)はa(an)やs(es)がつかない」と言えます。
例にあるような地名や、人名などは固有名詞といって、この世にひとつしかありません。ですから、1つの「函館」とか2つの「函館」のようには言わないですね。(トムが2人教室にいたら、We have two Toms in our classroom. のように言います。こんなのテストに出ません)
コーヒーや水のような液体も数えられません。どうしても数えたいときは、カップやコップに入れて、そのカップやコップを数えます。
私たちが「コーヒー1つください」と言うときは、液体のコーヒーを数えているのではなく、カップを数えているのです。
a cup of coffee「カップ1杯のコーヒー」、two cups of coffee「カップ2杯のコーヒー」のようにcup自体は数えられるので、twoがつけば複数形のcupsになります。
coffee は数えられないので、sがついていないことを確認してください。
「水」なら、a glass of water「コップ1杯の水」、two glasses of water 「コップ2杯の水」のようになります。
glassは数えられるので、twoがつけば複数形のglasses となります。やはり、water
は数えられないので、sがついていないことを確認してください。
だいたいは、感覚的に数えられるか数えられないかで判断すればオッケーです。
紛らわしい単語だけは、気をつけて覚えましょう。
例えば、homework です。私たちは日本語で「今日は3つも宿題出された」とか「もう2つ宿題終わった」と言うので、可算名詞と考えがちです。
しかし、homework は不可算名詞です。sをつけないでください。
いわゆる日本語の「宿題」は、英語ではassignmentということが多いです。homework assignmentとも言います。
このassignmentは可算名詞です。sがつきます。
そういう意味では、「宿題」は数えられると言ってもいいですね。
不可算名詞のworkと可算名詞のjobとの関係性と同じです。