If it had not been for~に進みましょう。先ほどのIf it were not forのwereを過去完了にしたバージョンです。
「~が無かったならば」という意味です。「~」の前に(あのとき)と書いておきましょう。
この文のifを省略して、hadを文頭に出した文が、=の横の文です。
さらに、but for~とwithout~も同じ意味です。
2番目の例文を日本語にしましょう。
仮定法過去完了は、過去の事実と反対の仮定でしたね。
「あなたの助けがなかったら、私は成功できなかっただろう」
実際には、助けがあったので成功した、ということです。
この文の下のスペースには書きかえを書いておきましょう。
= Had it not been for your help, I could not have succeeded.
= But for your help, I could not have succeeded.
= Without your help, I could not have succeeded.
仮定法過去完了ですが、but for~とwithout~は、仮定法過去完了かどうかは、判断できません。メインの文(主節)のcould+have+過去分詞で判断するしかありません。これも仮定法のサインです。