前回の英語で平均点を突破したい高校生へ(7)では、例文を使って英単語を覚えようというお話をしました。
そのときの例文は、できれば短くて、シンプルな方が覚えやすいし、会話でも使えて便利だということもお話ししました。
今回の覚え方はこれです。
・歩き回りながら、発音しながら覚える。
これは実践している生徒が非常に多い方法です。
部屋の中をぐるぐる回りながら英単語を覚えるそうです。
動くことで、脳が活性化して記憶力が高まりそうな気がしますね。(科学的な証拠は持ち合わせていません。すみません。ただの予想です)
発音しながらというのも、耳や目などいろいろな感覚器官からの刺激で、ただ黙って机の上で勉強するより覚えやすい気がします。(これも科学的な証拠はありません。ただの予想です)
「覚えやすそうな気がする」くらいのことですが、これで良いのです。覚える本人が納得して取り組んでいるのであれば、モチベーションは高く維持されるので良い結果を生むはずですから。
この方法の気をつけなければならないポイントは、家族の人にこの方法を伝えていないと心配されるかもしれないことです。
部屋で歩き回っている音がするかと思えば、ブツブツ何か話しているし、ちょっと大丈夫かなと思われるのでご注意を。
今回は、もう一つ。
・寝る前の記憶力が高まる時間帯に覚える。
これは、他の方法と合わせて使うことができます。
つまり、「夜寝る前に、歩き回りながら、発音しながら覚える」とか「夜寝る前に、英単語を書いて覚える」というようにです。
こう言うと、夜寝る直前の数分だけ英単語暗記する生徒がいるのですが、もうちょっとやりましょうか。
風呂に入る前に少しやるとか朝起きて学校行く前に少しやるとかです。
特に学校から帰ってきてすぐの時間帯は有効活用したいですね。
ここは、たいていの高校生が寝てしまう時間帯だからです。
学校から帰って夕食までの時間帯は、夕食時に家族に起こしてもらえるという安心感と学校終わりの疲労感で「安定の睡眠タイム」になってしまう傾向が高いです。
人はどうしても面倒なことをしたくないので、面倒なことを先送りする言い訳を思いつきやすくなります。
夕食まで休もうとか風呂に入ってから勉強しようとか、勉強しないと言っているわけではないから自分への言い訳としてはより強力なものになりがちです。
だからこそ、学校から帰って夕食までの時間が大事なのです。この時間を勉強時間に変えられると、夕食後の時間の使い方に余裕が生まれます。
少し勉強しているので、眠くなって早く寝ても罪悪感は少なく済みます。早く眠らず、勉強時間が確保できれば人に差をつけることができます。
こうして、たくさんの勉強時間を確保した上で、夜寝る直前に英単語を覚えると最高に良いと思います。