前回の英語で平均点を突破したい高校生へ(9)では、どうしても覚えづらい、覚えられない英単語の覚え方、「英語ができる人に覚えづらい単語ピンポイントの覚え方を聞く」を紹介しました。
もう一つ紹介します。
・風呂に持ち込んで覚える。
どうしても覚えられない英単語を何としてでも覚えたい人向けの方法です。
水に濡れて、グチャグチャになっても良い紙を一枚用意してください。
その紙にどうしても覚えたい単語とその日本語訳を書いてください。それ以外に覚えたい例文なり派生語があれば書いても構いません。
お風呂に入るときに、その紙を風呂場に持ち込んで、お風呂に入っている間に全力で覚えるというシンプルな方法です。
これは、何度やっても覚えられない英単語を今度こそ覚えて、悪循環を断ち切ろうという試みです。
何度やっても覚えられない英単語があると、「またできなかった」とか「やろうと思ってたのに」のように自分を責めてやる気を失う原因になります。
やる気が無くなれば、ただでさえ覚えられない英単語は更に覚えづらいものになります。
この悪循環を断ち切るには、断固たる覚悟が必要です。
「今日こそ、この英単語を覚えてやる」
強い覚悟で、その英単語の書かれた紙を風呂場に持ち込み、体や髪を洗いながらブツブツ発音したり、時には「絶対覚える!」と気合を入れたりしましょう。
この方法も家族の協力が必要です。
急に風呂場でブツブツしゃべったり、気合い入れたりすると、何も知らない家族は心配するかもしれません。
事前に家族に伝えておきましょう。
「今日は、今まで覚えられなかったこの英単語をお風呂に入っている間に必ず覚える」と家族に宣言するのです。
自分にプレッシャーをかけるという意味もあります。
合わせて、勉強は家族を巻き込むと良いことが多いです。
家族は基本的に心配性です。子どもがちゃんと勉強しているか心配しています。
そこで「これから風呂場で英単語覚える」と家族に宣言すれば、安心するでしょう(風呂場?うちの子大丈夫かと逆に心配する家族もいるかもしれませんが、ちゃんと説明してください)。
お風呂から出てきたときに、ちゃんと覚えられたかどうか確認されるでしょう。
プレッシャーかかりますね。「できなかった」とは口が裂けても言えません。必ず覚えましょう。
さすがに高校生くらいになれば、英単語一つ覚えたいくらいで、褒められたり、お祝いしてくれたりはないと思うので、リアクションが薄くても気にしないように。