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2021年5月6日木曜日

具体的な方針(1)

 私が生徒たちに英語を指導するにあたって一番大事にしているのは、「できるだけ覚えることを少なくする」ということです。

 

はじめにの中でも書いたように、生徒たちは忙しい中で多くの教科を勉強しなければなりません。ただでさえ覚えなければならない事柄がたくさんあるのに、さらにあれも覚えて、これも覚えてと言うのは忍びないというのが本音です。

 

また、私たちが幼いころ言葉を覚える時に、いつのまにか言葉を話せるようになったはずです。

 

英語のネイティブスピーカーも、きっとそうだと思うのです。

 

私たちが、学校で英語を学ぶ時に覚えさせられたことをネイティブは覚えさせられてないはずです。

 

それが証拠に、私がネイティブに英文法に関して質問をすると必ず、「質問されたから答えを考えたけど生まれて初めて考えた」とか「日本人はそんなことで悩んでいるのか」と不思議がられるのです。

 

彼らは英文法を「覚えている」のではなく、「身につけている」のです。

 

私たちも覚えがあるはずです。日本語の文法に関して、はっきりと説明はできないけれどざっくりと説明することはできるし、使い方を間違えることもないでしょう。

 

例えば、「私は○○です」という文と「私が○○です」という文の違いについて、はっきりと説明することは難しいかもしれませんが、ある程度ニュアンスは伝えることはできるでしょう。また、文脈から正しく「私は」と「私が」を使い分けることも自然にできると思います。

 

これは、私たちが日本語の文法や使い方を「覚えている」のではなく、「身につけている」からなのです。

 

それでは、どうすれば英語を身につけられるのでしょうか。

 

アメリカやイギリスへ留学する?お金も時間もかかりますね。

 

頑張って覚える?本末転倒ですね。

 

「できるだけ覚えることを少なくする」ことを一番に考え、忙しい中でも時短で英語をマスターするのが当ブログの最優先課題ですから、そのような一般論や根性論はふさわしくありません。

 

かく言う私はアメリカに留学し、頑張って覚えた人間です。

 

だからこそ、皆さんには効率よく、時短で英語を勉強してほしいのです。その手助けをするのは私の使命だと思っています。